ボールニシキヘビのチマキちゃん

ボールニシキヘビは、全長1~1.8mとニシキヘビとしては小型の種で、アフリカの草原やサバンナなどの地域に生息するヘビです。
毒はなく、性格は非常におとなしく臆病で、危険を感じると自分の頭を体の中に入れてボールのように丸まることからこの名前がつきました。
獲物はネズミなどの小型哺乳類を中心に食べています。

 

茶臼山動物園では2009年からメスで「チマキちゃん」というボールニシキヘビを飼育しています。
チマキちゃんは個人の方からの寄贈で動物園にやって来ました。
普段は、子供動物園や動物病院内などで飼育していて常設展示はしていませんが、特別展や平日の日替わりイベント、毎年恒例のサマーナイト時などで展示使用されていて、つい先日まで開催していた「年賀状記念撮影会」では連日多くの方々と一緒に写真に納まり、大車輪の活躍をみせてくれました。
現在は、来年の1月14日までレクチャールームで開催中のヘビ展にて展示していますので会いに来てくださいね。

年々ファンが増え、ふれあいイベントでは大人気のチマキちゃんですが、今年は新たにハマチくんというオスとヘチマちゃんというメスの2匹も仲間入りしたので、是非かわいらしい2世誕生にも期待したいところです。

☆2013巳年イベント
「身近なヘビたち ヘビ展」開催中!

期間:平成24年11月22日(木)~平成25年1月14日(月)
時間:10:00~16:00
会場:茶臼山動物園レクチャールーム
展示動物:アオダイショウ、ヤマカガシ、ジムグリ、シマヘビ、ヒバカリ、ボールニシキヘビ、コーンスネーク
 

キリンとレッサーパンダの赤ちゃんの名前が決まりました!

☆平成24年9月23日に生まれたアミメキリンの赤ちゃん(オス)の名前が決定しました。
▼名前/【ヨウタ】(応募人数9人)
▼命名者の方/抽選の結果、次の5名の方々を命名者とします。
大木仁愛さま(御代田町) 加藤晴夏さま(松本市) 清水沙樹さま(長野市) 西條朋子さま(大町市) 林佳奈さま(長野市)
▼応募総数/474人
▼選考理由/平成24年5月9日に死亡した父親「ヨウコウ」の忘れ形見の赤ちゃんなので、父親のヨウの字が入った名前を選びました。

☆平成24年6月18日と7月5日に生まれたレッサーパンダの赤ちゃん(オス2メス2)の名前が決定しました。
▼名前/6月18日オス【ケンシン】(応募人数1人) 6月18日メス【サチ】(応募人数2人) 7月5日オス【ノゾム】(応募人数1人) 7月5日メス【ネネ】(応募人数2人)
▼命名者の方/茨木信行さま(上田市) 橋詰蓮平さま(佐久市) 吉池晃生さま(長野市) 坂田真由子さま(さいたま市) 橋本岳音さま(白馬村) 藤原子龍さま(南箕輪村)
▼応募総数/300人
▼選考理由/今回のレッサーパンダの名前は、日本人の名前らしいもののなかからを選びました。

多数のご応募ありがとうございました。おかげ様ですばらしい名前をつけることができました。今後とも赤ちゃんたちをよろしくお願い致します。

今年もアルパカの「ソヨカゼくん」がやって来るよ!

今年も栃木県の「那須どうぶつ王国」さんより期間限定でアルパカさんをお借りして展示することになりました。
やってきてくれるアルパカさんは、あのソヨカぜくんです。
昨年11月、ライトバンの荷台からさっそうと茶臼山に降り立った「ソヨカぜくん」、
そのやさしいまなざしとモコモコトしたからだ、人懐っこい癒し系の性格から、
瞬く間にみんなの人気者になりました。
動物園のさまざまなイベントにも参加して、動物園の冬の顔として大活躍してくれましたね。
そして3月、茶臼山にさわやかな風を吹かせて、ライトバンで那須に帰っていったのは記憶に新しいところです。

その「ソヨカゼくん」が、今年も長野市にやさしいそよ風を届けに来てくれますよ。
みなさん、お楽しみに!

 

★やって来る個体: 「ソヨカゼ」くん(2009年生まれ男の子)

★やって来る日時(予定): 平成24年11月12日(月)11:00前後(交通状態により変更あり)

★展示の期間(予定): 平成24年11月12日(月)~平成25年3月末(予定)

★展示の場所:茶臼山動物園内こどもどうぶつえん

★茶臼山の恒例イベント「動物園で年賀状記念撮影」に登場してもらう予定になっています!
http://www.chausuyama.com/news/404 
 

チンパンジーファミリーに新しい仲間が加わりました!

茶臼山動物園のチンパンジーファミリーにこのたび新しい仲間が加わりました。
仙台市八木山動物公園生まれの女の子「ミミ(9歳)」です。

「ミミ」は9月24日に茶臼山動物園に来園しました。
茶臼山のチンパンジーは、お母さんの「ミセス」、お兄ちゃんの「タダシ」、弟の「アツシ」、タダシの前妻「カコ」の4頭いますが、お兄ちゃんの「タダシ」のお嫁さん候補としてやって来ました。
(前妻の「カコ」は、「タダシ」とは性格の不一致で離婚し、現在は「アツシ」と仲良しです。しかし「アツシ」も若い「ミミ」がやって来て…。)
「ミミ」は、まず茶臼山の環境に慣れてもらうため来園後しばらくひとりでいましたが、その後「タダシ」「ミセス」「アツシ」「カコ」とそれぞれお見合いをして、現在は「タダシ」「ミセス」の2頭と一緒に暮らしています。

やんちゃな性格の「ミミ」と乱暴者だけど実はビビリの「タダシ」、チンパンジーの類人猿関係は複雑なところがありますので、2頭が完全に打ち解けるにはまだまだ時間がかかりそうですが、徐々に慣れていって仲良し夫婦になってもらいたいものです。
皆さん、温かく見守ってあげてくださいね。

※茶臼山のチンパンジーの週刊誌ばりの類人猿関係をもっと知りたい人は、動物園にお越しの際にチンパンジー担当者を直接捕まえて聞いてみてね!

 

ホウシャガメの一般公開始まりました!

このたび公開したホウシャガメは、名古屋市東山動物園から譲り受けて9月14日に来園した4頭(オス2頭メス2頭)のうちの1頭です。
10月19日(金)からカメ舎にて展示を開始しました。

ホウシャガメは、別名をマダガスカルホシガメといいます。
マダガスカル南部に生息する、甲羅の大きさ(甲長)が最大で40cmほどになるリクガメで、黒地の甲羅に黄色い放射状の模様があるとてもきれいなカメです。
ペットや食用として大量に捕獲されたり、生息地の環境の破壊により野性での生息数が減っています。
現在は、マダガスカルの国内法やワシントン条約の付属書Ⅰに掲載され保護されているものの密輸が絶えず、当園で譲り受けた個体も2005年に警察で保護され名古屋市東山動物園が委託飼育していた個体です。

日本動物園水族館協会では、ホウシャガメをカメ目の繁殖優先候補のひとつにあげて繁殖への取り組みを進めていますが、国内での繁殖例は2009年の横浜市野毛山動物園のみです。
茶臼山動物園でも繁殖を目指して飼育していきたいと考えています。
 

レッサーパンダの赤ちゃん一般公開始まりました【続報!】

茶臼山動物園では今年、6月18日と7月5日にレッサーパンダの赤ちゃんが誕生しました。
6月18日生まれの赤ちゃん【オス1頭メス1頭の双子、父親はチャオ(6歳)母親はアジサイ(6歳、3回目の出産)】は、以前お知らせしましたとおり9月18日(火)から屋外の運動場にて一般公開をしております。
当初は午前10:00~10:30、午後15:00~15:30の30分ずつの公開でしたが、赤ちゃんたちも運動場の環境にすっかり慣れ、現在では1日中公開をしています。
また、7月5日生まれの赤ちゃん【オス1頭メス1頭の双子で、父親はチャオ(6歳)母親はノン(3歳、初産)】の方は、9月の時点ではまだ巣箱から出てきておらず一般公開を見合わせていましたが、このたび無事一般公開のはこびとなりました。
公開場所は屋内の運動場で、公開時間は午前は10:00~10:30、午後は15:00~15:30となっています。当初15~30分程度の公開で、徐々に時間を延長していく予定です。

なお、赤ちゃんの名前は、10月20日(土)・21日(日)に開催する「秋の茶臼山動物園まつり」において入園者を対象に募集をします。
今年は、レッサーパンダの4頭の赤ちゃんのほかにも、9月23日に誕生したキリンの赤ちゃん(オス)の名前募集も同時におこないます。
かわいらしい赤ちゃん達にぜひ会いに来て、名前を応募してみませんか!赤ちゃんたちの名付け親になれるチャンスですよ。
(赤ちゃんの名前募集は動物園まつりの入園者を対象に実施しますので、メールやハガキでの応募は受付できませんのでご了承ください。)

※天候や赤ちゃんの体調により公開を中止・変更する場合があります。
※レッサーパンダの飼育頭数は現在18頭(オス8頭・メス10頭、赤ちゃんを含む)です。
※写真は、7月5日生まれの赤ちゃんです。右側の体の大きいほうがオスで、目の下の黒い部分が濃いのが特徴です。歌舞伎役者のようです。左側の体の小さいほうがメスです。大きさにかなりの違いがありますので、見分けやすいです。
※ちなみに、6月18日生まれの赤ちゃんの見分け方は、顔の白いほうがオスで、顔の濃いほうがメスです。メスはしっぽが巻き尾になっていて、とてもめずらしいです。

 

レッサーパンダの赤ちゃん一般公開始まりました!

茶臼山動物園では今年、6月18日と7月5日にレッサーパンダの赤ちゃんが誕生しました。
6月18日生まれの赤ちゃんはオス1頭メス1頭の双子で、父親はチャオ(6歳)母親はアジサイ(6歳、3回目の出産)です。
7月5日生まれの赤ちゃんもオス1頭メス1頭の双子で、父親はチャオ(6歳)母親はノン(3歳、初産)です。
レッサーパンダの子育ては生まれて3カ月ほどは巣箱の中でおこなわれるため、これまで赤ちゃんを皆さんにお披露目することができませんでしたが、このたび6月18日生まれの赤ちゃん達が巣箱から出てくるようになりましたので、一般公開をおこなうことになりました。
公開日は9月18日(火)からで、公開時間は午前は10:00~10:30、午後は15:00~15:30となっています。
公開時間は当初15~30分程度の公開で、徐々に時間を延長していく予定です。
7月5日生まれの赤ちゃん達については、まだ巣箱から出てきていません。半月遅れということを考えれば、一般公開は10月に入ってからが予想されます。
なお、赤ちゃんの名前は、10月20日(土)・21日(日)に開催する「秋の茶臼山動物園まつり」において入園者を対象に、まだ一般公開できない7月5日生まれの赤ちゃん2頭を含む4頭の名前を募集します。
かわいらしい赤ちゃん達にぜひ会いに来てくださいね!

※天候や赤ちゃんの体調により中止・変更する場合があります。
※掲載の写真は撮影日9月11日です。赤ちゃんの体重は9月11日現在でオス1800gメス1570gです。
※レッサーパンダの飼育頭数は現在18頭(オス8頭・メス10頭、赤ちゃんを含む)です。

 

ライチョウの繁殖とヒナの死亡について

茶臼山動物園では2010年3月に上野動物園からオス2羽を借り受けたのをはじめに、現在オス4羽メス1羽の計5羽のスバールバルライチョウを飼育しています。
これは、絶滅の危険があるニホンライチョウの保護に生かすことを目的に、近縁亜種のスバールバルライチョウを飼育して研究しようという試みで、上野動物園ほか国内6つの動物園が協力しておこなっています。

今年は、当園としては初めて、屋外運動場に放飼しているオス1羽メス1羽でペアリングをおこない、繁殖を試みました。
繁殖には、自然繁殖(親鳥の抱卵による孵化)と人工繁殖(孵卵器による孵化)の二通りがありますが、当園では当初自然繁殖を目指していました。
ペアリングしたメスは6月21日から産卵を始め、6月29日には、オスとの交尾も確認されました。交尾が確認される前に産んだ5卵は偽卵とすり替えて孵卵器に入れて、交尾確認後の卵を親鳥に託すことにしたのですが、その後産卵が安定せず、ふつう10個前後産卵するところを、7月31日まで産卵が続き、全部で30個も産卵するという予想外の展開になってしまいました。
結局、メスの抱卵は最後の卵を産んだ7月31日から始まったのですが、8月13日にメスが抱卵を中止してしまい自然繁殖は失敗してしまいました。

人工繁殖のほうは、最初の5卵と、抱卵中の卵の数が多すぎるということで途中で抜き取った9卵が孵卵器に入れられたのですが、8月2日に1羽、24日に1羽、26日に1羽の計3羽が孵化しました。しかし、2日に生まれたヒナは3日後に、26日のヒナは4日後に死亡し、24日に生まれたヒナは、9月17日に死亡してしまいました。

このように今年の繁殖については非常に苦い結果になってしまい、担当者一同、経験不足と技術の未熟さを痛感しています。
この経験が来年に生かせるようにさらなる努力をしていきたいと思います。

 

企画展の動物たち“トロピクスヨロイトカゲ”

ヨロイトカゲ科の仲間は、トゲのようにとがった鱗板(りんばん)とその下の皮骨(ひこつ)によって、他のトカゲと比べてとても丈夫なつくりになっています。
トロピクスヨロイトカゲはアフリカ南部に分布し、乾燥したサバンナの低木林などに生息しています。
倒木の下や木の割れ目などに隠れていて、小さな昆虫やクモなどを食べています。

全長が15㎝以下とヨロイトカゲの中では小型の種ですが、よく見るとウロコがトゲトゲしていて、ヨロイトカゲの特徴が観察できますよ。
 

企画展の動物たち“コビトカイマン”

コビトカイマンは別名キュビエムカシカイマンともいいます。
全長120~150cmとワニのなかで最も体の小さな仲間のひとつです。硬い鱗板(りんばん)と発達した皮骨(ひこつ)をもっており、体は小さいですが非常に丈夫な構造になっています。
現在生きているワニのなかで最も原始的なワニだと考えられています。
おもに魚や小動物などを食べています。植物を使って塚状の巣をつくり、その中で卵を産んで子育てをします。

企画展で展示している個体は、企画展の開催期間中のみ群馬県草津町の草津熱帯圏からお借りしているものです。
ワニを至近距離で観察できますので、ぜひじっくり見てみてください。

ところで皆さんは草津熱帯圏に行かれたことはありますか?
草津温泉の湯畑から歩いて10分程度のところにある動物園で、高さ15mもある大きなドームの中に哺乳類から魚類、昆虫まで実にさまざまな生き物を展示しており、熱帯のジャングルのような雰囲気を楽しむことができます。特に爬虫類の展示が充実していますので、爬虫類ファンには有名なところです。
車で行けば草津は長野からも案外近いですので、草津温泉に行きがてら熱帯圏へ遊びに行ってみてはいかがでしょうか!
 

企画展の動物たち“マタコミツオビアルマジロ”

アルマジロというとダンゴムシのように体を丸めて身を守るイメージがありますが、完全にボール状になれるのはミツオビアルマジロとマタコミツオビアルマジロの2種のみです。
南アメリカに生息し、前足は4本指で、土の中のエサを探したり巣穴を掘ったりするのに適した非常に大きな爪をもっています。歩くときもこの爪を地面に突き立てて動きます。夜行性で、すぐれた嗅覚でアリや昆虫、果実などを探して食べます。

茶臼山動物園にいる個体は、2010年11月22日生まれのメスで、上野動物園からやって来ました。名前を「卵(ラン)ちゃん」といいます。
 普段昼間は寝ていることが多く、夕方近くになると動き出します。ちょこまかと歩いている姿はとてもかわいらしく必見です。8月10日~16日の夜間開園「サマーナイトズー」期間中は、アルマジロを観察するには絶好のチャンスです。是非遊びに来てくださいね。
 

アフリカタテガミヤマアラシ「チャーハン」さんの近況

3月25日に、このコーナーで紹介したアフリカタテガミヤマアラシの「チャーハン」さん、当時は大森山動物園(秋田市)からやって来たばかり(3月7日来園)ということもあって、運動場と寝室をヤマアラシが自由に行き来できるようにして新しい環境とパートナーの「ツクツク」くんに慣れてもらうために訓練中であることをお話ししましたが、今ではすっかり茶臼山の環境にも慣れてきましたのでその成長ぶりを紹介したいと思います。

当初は、運動場に出してもすぐに自分でトンネルを掘ってその中に隠れてしまい、夜暗くならないとトンネルから出てこないという担当者泣かせの日課でしたが、夕方になればエサがもらえることを覚えてからは、閉園の音楽が鳴り始めると寝室の入口に戻ってくるようになりました。そのため、日中、運動場には「チャーハン」さんを出しているのに、お客さんにはご覧いただけないという状態が2か月近く続きました。
ところが、6月に入ったころになってやっと環境に慣れてきたのか、日中トンネルに隠れることがなくなり昼間は「ツクツク」くんの隣で一緒に横になるようになりました。それからというものは急速に慣れ始め、今では担当者がのど元をさわると担当者に対してグルーミング(毛づくろい)をしてくれたり、体をさわってもほとんどいやがらずさわらしてくれるまでになりました(ただし、皆さんはさわらないでくださいね、大変危険ですから(^_^;))。

今ではその愛らしい姿を見たお客さんから「かわいい~」という声をよくかけてもらう「チャーハン」さんですが、ヤマアラシは夜行性の動物で暑さも苦手なので日中はほとんど日陰で寝ています。掲載写真のような「チャーハン」さんのプリティーな姿を見たい方はできれば午後3時30分~4時ごろ(子供動物園閉園前)の「チャーハン」さんが比較的動き出す時間帯をねらって会いに来てみてくださいね!

ライチョウのメスが夏羽になりました!

茶臼山動物園ではニホンライチョウの域外保全のために必要な飼育繁殖技術を確立するためにスバールバルライチョウを飼育していますが、今年は自然繁殖を目指してライチョウ舎運動場でオスとメスのつがいを飼育しています。5月からはスバールバルライチョウが生息するノルウェーの白夜を再現するために照明を24時間点灯して、冬羽から夏羽に換羽するように照明を調整していましたが、6月に入ってメスのほうが換羽が顕著になり、6月下旬現在、完全に夏羽に切り替わりました。
オスの換羽はメスよりはかなり遅く、8月のお盆過ぎあたりに完全に夏羽に切り替わる予定ですので、現在はオスがまだ冬羽の白い状態(頭だけは換羽が進んでいて夏羽になっていますが)で、メスが夏羽という状態です。

実は現在、メスが産卵を始めました。今のところ6月21日に1卵、23日に1卵、26日に1卵を産卵しています。ふつう2日に1卵のペースで10個弱の卵を産みますので、7月上旬ぐらいまで産卵は続くと思われます。この時期、オスもメスも非常にナーバスになっていますので、ライチョウを見る時はそっと覗き見してくださいね。

 

コーンスネーク

コーンスネークは、アメリカ合衆国に生息するヘビで、乾燥した森林から岩山、農地、住宅地とさまざまな環境でくらしています。トウモロコシ畑によく現れることや、インディアンコーンというトウモロコシの模様に似ていることからこの名がついたといわれています。別名はアカダイショウともいいます。ペットとして広く飼育されており、体の色もさまざまなバリエーションがあります。

茶臼山動物園にいる当個体は、2011年6月に千曲市のとある団地内で拾得物として警察に保護され、その後動物園にやって来ました。
普段は動物園内の動物病院で飼育していますが、現在、人に慣れさせるための訓練をおこなっています。8月10日~16日の夜間開園「サマーナイトズー」での「ヘビさんと記念撮影」イベントではボールニシキヘビの「チマキ」ちゃんとともに活躍できるようにただいまがんばっていますので、応援よろしくね!
 

レッサーパンダファミリーに新たな仲間が加わります!!

このたび茶臼山のレッサーパンダファミリーに新しい仲間が加わることになりました。
5月23日に大阪市天王寺動植物公園より「タイチ」くんがやって来ます。
2005年7月1日生まれ、高知県立のいち動物公園出身の6歳の男の子です。

実はこの「タイチ」くん、「フウリン」のお婿さん候補としてやって来ます。
待望のお婿さん候補が来園します!
「フウリン」と仲良く一緒に展示できれば、来年は赤ちゃんをお見せできるかもしれません!?
気が早いですが、今から楽しみですね~♪

まずは茶臼山動物園の環境に慣らすためにしばらくは展示はしませんが、6月初旬には「レッサーパンダの森」でお披露目できるよう予定しておりますので、楽しみにしててくださいね。

悲しいお知らせ~アミメキリンの「ヨウコウ」が亡くなりました~

皆様に悲しいお知らせをしなければなりません。

当園で飼育していました、アミメキリンのオス「ヨウコウ」が、平成24年5月9日15時20分、腹腔内出血及び尿毒症のため死亡しました。15歳6ヶ月でした。

「ヨウコウ」は、1996年10月19日に沖縄県沖縄市の沖縄こどもの国で生まれました。
1997年6月20日、0歳8ヶ月の時に茶臼山動物園に来園し、飼育担当者によって「ヨウコウ」と名付けられました。
キリンは事故などで短命になることが多々あるので、「ヨウコウ」という名前には世界王座防衛を何度もなしとげた沖縄県出身のボクサー具志堅用高さんのように強いキリンになって、たくさんの子孫を残してほしいという願いが込められていました。

「ヨウコウ」は、若い頃はよくフェンスやガラスを壊すやんちゃな性格でしたが、奥さんの「カナエ」とは相性も良く、これまで「カナエ」との間に5頭の子どもをもうけました。
「カナエ」のことが大好きで、日中は2頭で仲良く寄り添っている姿をよく見かけました。最近は一番末っ子の「カンタ」とネッキング(オス同士が首をぶつけあう行動)をして遊んでやったりする姿も見受けられました。
また、「キリンに木の葉をあげてみよう」のイベントでは、木の葉の大好きな「ヨウコウ」はいつも大活躍で、多くのお客さんにキリンとのふれあい体験をしていただきました。

そんな茶臼山動物園の人気動物として、また茶臼山キリンファミリーの大黒柱として活躍してくれていた「ヨウコウ」ですが、5月6日の午前中、排尿体勢に入っているにも関わらず排尿が困難な状態が観察され、7日には排尿が完全になくなり、その後は徐々に食欲が落ちてきました。獣医師による懸命な治療の甲斐もなく、9日午後に担当職員が見守る中、息をひきとりました。

皆様におかれましては、これまで本当に「ヨウコウ」を可愛がっていただき、誠にありがとうございました。
まだまだ働き盛りの大黒柱の死は残念でなりませんが、皆様と共に「ヨウコウ」の安らかな眠りを心より祈りたいと思います。

スバールバルライチョウの繁殖に向けて

茶臼山動物園では、ニホンライチョウの域外保全のために必要な飼育繁殖技術を確立するために、2010年3月から上野動物園のスバールバルライチョウをお借りして共同研究を行っています。
2011年12月にはメス1羽も来園し、現在はオス4羽メス1羽のスバールバルライチョウを飼育しています。5羽にはそれぞれに「ナンバー5(オス)」「ヤマブキ77(オス)」「キイロ3(オス)」「ミドリ11(オス)」「ミドリ78(メス)」という名前があります。
2012年2月からは、繁殖を目指して「ミドリ11(オス)」と「ミドリ78(メス)」をペアーにして、屋外運動場のある放飼場で飼育をしています。

ところで皆さんは、スバールバルライチョウのオスメスの区別の仕方をご存じですか?
ライチョウの目とクチバシの部分を注目して見てみてください。
目とクチバシの間が黒いのがオスで、白いのがメスです。写真では手前がオスで奥がメスになります。メスのほうがかわいらしい顔に見えますよね。

動物園では人工的に日照時間を調整してライチョウを飼育しているのですが、5月からはスバールバルライチョウが生息するノルウェーの白夜を再現するために照明を24時間点灯しています。
まだ白い冬羽も、これから換羽が始まり徐々に夏羽に変わってくることでしょう。
6~7月の繁殖に向けて2羽を温かく見守ってあげてくださいね。うまくいけば7月にはかわいらしいヒナの誕生ってことになったら最高ですね!

 

新しい仲間!アフリカタテガミヤマアラシの「チャーハン」さん

子供動物園にいるアフリカタテガミヤマアラシの「ツクツク」くんのもとに、このたび新しい仲間が加わりました。  
メスのヤマアラシで、名前は「チャーハン」さんといいます。
今月の7日に秋田県の秋田市大森山動物園からやって来ました。
つぶらな瞳でとてもかわいらしい顔をしています。
平成23年9月9日生まれで、まだ生まれてから6か月ほどしかたっていないとっても小さな女の子です。

大森山動物園では、家族6頭で暮らしていました。
兄姉にはすべて中華料理の名前がついていて、双子のお姉さんは「ラーメン」さんという名前です。
大森山動物園から家族と離れて、ひとり車で8時間もゆられて茶臼山動物園にやってきてくれた「チャーハン」さん、はじめの2日は与えたエサを残していましたが、3日目からはすべて完食するようになりました。
好きなエサは、どうやらサツマイモとトマト、コッペパンのようです。
このたび検疫も無事終了しましたので、子供動物園で「ツクツク」くんと一緒に暮らすことになったのですが、まだまだ子供のヤマアラシなので「ツクツク」さんにも新しい運動場にもおっかなびっくりです。
これから徐々に新しい環境に慣れてもらうため、現在訓練中です。
気になるふたりの様子はといいますと、「ツクツク」くんは「チャーハン」さんが気になって近くによっていくのですが、「チャーハン」さんがまだ慣れていないのでウロウロと落ち着きをなくしてしまいます。
とくにケンカをするわけではないので、時がたてば仲良しになってくれるものと期待しています。
運動場にいる「チャーハン」さんと「ツクツク」くんをを見かけたら、やさしく見守ってあげてくださいね。

※現在、ヤマアラシの展示は、運動場と寝室をヤマアラシが自由に行き来できるフリーの状態になっています。
ヤマアラシが寝室にいる場合は、お客様からは寝室のヤマアラシをご覧いただくことができません。
「ツクツク」くんと「チャーハン」さんのお見合い中の期間は、2頭の様子を見ながら展示いたしますので、ヤマアラシが寝室にいる場合が多々あります。
ご来園いただいてもヤマアラシをご覧いただけない場合もございますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

アルパカのソヨカゼくん 3月も…!

11月8日(火)に栃木県の那須どうぶつ王国から茶臼山動物園へやってきてくれたアルパカの「ソヨカゼ」くん、この三か月間、マスコミ対応や写真撮影、お散歩タイムなどのイベントで大活躍し、ソヨカゼくん目当ての多くのお客さんに来園していただきました。
当初、茶臼山動物園での滞在は2月末までの予定でしたので、2月26日(日)には最後のイベントとして「アルパカの“ソヨカゼくん”お別れ会」が盛大に執り行われたわけですが、

な、な、なんと、2月末のお帰り予定が那須どうぶつ王国さんの粋な御計らいで、3月23日まで延期になりました。

ということで、3月22日まではソヨカゼくんの展示を通常どおりおこなうことになりました。
ソヨカゼくんをまだ見ていない方は、このチャンスをぜひお見逃しなく!

※ただいま動物園売店にて、ソヨカゼくん缶バッジ1個150円で絶賛販売中です。よろしくね。
 

 

「茶太郎」にライバル出現!

茶臼山動物園のキャラクター、レッサーパンダの「茶太郎くん」に強力なライバルが出現!
ただでさえ出番が少なく存在感がうす~いのに、今度のライバルはかわいくてクオリティーもかなり高いゾ。
あやうし茶太郎くん。余裕かましてる場合ではないぞ!

ライバルの情報、詳しくはこちらをチェックしてねhttp://www.doubutsu-no-kuni.net/?p=6250 

 

※「茶太郎(ちゃたろう)」基本データ

茶太郎(食肉目レッサーパンダ科)
レッサーパンダの亜種。
茶臼山に生息する。
動物園のイベント時や春・秋の天候の穏やかな日中に稀に出没するが、近年は目撃例が激減しており、絶滅が心配される。
雑食性で、なんでもよく食べるが、アルコール類や高級な酒の肴を好んで食す。
性格はいたって穏やかで、子供好きである。が、体力がまったくと言っていいほどないので、活動10分後にはベンチにへたり込む。
そのため別名「へたれパンダ」とか「病弱茶太郎くん」とも呼ばれている。
鳴き声は、他のレッサーパンダと同じく「キュルルルルー」とかわいらしい声で鳴くが、稀に「ウー」とか「アヂー」とか人間のオヤジのような声を出すこともある。
冬には、大きな木の洞や岩のすき間などで冬眠する。
分布:茶臼山動物園園内
体長:約2メートル
体重:不明
レッドデータブック:絶滅寸前種

 

レッドテグー

テグーは南米の北部から中部にかけての熱帯雨林に生息する地上性のトカゲです。
体色は種類によってさまざまですが、レッドテグーは赤褐色をしていて、成長するにつれ赤味が増してきます。
サイズは大きいもので全長120cmほどになります。

当園にいる個体は、昨年の7月に個人の方からの寄贈で動物園にやってきました。
比較的人に慣れているという触れ込みでやってきましたが、今のところは担当者もおっかなびっくりお世話をしながら個体の性格や気性を見極めて、徐々に慣らしていこうとしている最中です。
ゆくゆくはふれあいイベントなどで活躍してもらえるようになればと考えています。

エサは、マウスや卵などのほかバナナやミカンなどの果物も与えています。
普段は展示をおこなっていませんが、
 1月15日までは、レクチャールームの「生きているドラゴン トカゲ展」にて展示をおこなっています。
また、3月10日(土)~4月1日(日)に開催するミニ特別展「バックヤードの動物たち」においても展示を予定していますので、のぞいてみてくださいね。
 

謹賀新年

長野市茶臼山動物園は、新年一月一日より通常どおり開園しております。
開園時間は冬時間【10時から16時(券売終了時間15時30分)】となっていますのでご注意ください。
1月の休園日は、10日(火)、16日(月)、23日(月)、30日(月)です。
なお、冬期は北入口を閉鎖しておりますので、南入口(正面入口)をご利用いただきますようお願い致します。

お正月三箇日は、動物園お正月イベントが開催されます。また、栃木県の那須どうぶつ王国からお借りしているアルパカの「そよかぜ」くんは、園内子供動物園にて2月末(予定)まで展示しています。

新年も何卒ご愛顧のほどかさねてお願い申し上げます。