皆さん、年賀状の準備はもうお済ですか?
来年の干支はイヌ!
「うちはイヌ飼ってないし、写真どうしようかな~」とお困りのそんなあなたに朗報です♬
茶臼山動物園から写真フリー素材のプレゼントです。
今年話題になったマンホールアライグマの写真です。
アライグマはイヌ科ではありませんが、よかったらあなたの年賀状に使用してみてね♡
※写真をクリックすると画像が大きく表示されますので、その後に右クリックをして画像を保存してください。
森の中の動物園:長野市茶臼山動物園
今月に入ってマンホールの蓋を器用に開け閉めする動画で一躍有名になったアライグマのカールくん、動画を見たたくさんの方からいろいろとご質問をいただきました。
それをもとにカールくん情報をQ&A集にしてみましたので、よかったら参考にしてみてください。
また、動物園ホームページの動画チャンネルにもカールくんの動画をアップしましたので、まだご覧になっていない方はチェックしてみてくださいね。⇒【カールくん動画】
【カールくんQ&A集】
Q1:マンホールに出入りする姿はいつ見られるの?
A:特にイベントとしては行っておりませんので、いつ見られるということはありません。ただし、1日に1回、担当者がマンホールを開けて個体確認をしますので(15時~16時の間が多いです)、その時に運が良ければご覧いただけることがあります。
Q2:どうしてマンホールの中に入っているの?
A:アライグマは夜行性で、昼間は木の洞や岩のすき間などに隠れて休んでいることの多い動物です。暗くて狭い空間で休んでいると落ち着くのでしょう。
Q3:マンホールの開け閉めはカールくんしか出来ないの?
A:マンホールの中に入るようになったのは、姉のイザベルのほうが早いです。イザベルが昨年亡くなってからカールが出入りするようになりました。アライグマは非常に手先の器用な動物なので、覚えてしまえば他のアライグマでも開け閉めは出来ると思います。
Q4:カールくんはいつもマンホールの中にいるの?
A:夜間は建物の中(寝室)で過ごしています。朝、建物(寝室)から出てくるとすぐにマンホールの中に入ってしまいます。日中、まれにマンホールから出てきたり日光浴をしていたりすることもありますが、かなり稀です。
Q5:背中の毛がゴワゴワしているのはケガをしているの?それともストレスで毛が抜けているの?
A:ケガをしているわけでもストレスで毛が抜けているわけでもありません。今の季節は換毛の最中です。マンホールの中は結露しているので、換毛中の毛が濡れてゴワゴワしているように見えるだけです。
Q6:カールくんとアンナちゃんは仲が悪いの?カールくんは、いじめられてマンホールの中に隠れているの?
A:カールとアンナは仲が悪くはありません。むしろ非常に仲良しです(2頭を別々の部屋に別けたりすると、お互いを呼びあって鳴いたりします)。外では別々にいることが多いですが、寝室ではお気に入りの場所(ヒーターの上)で一緒になって寝ています。
Q7:マンホールの蓋がしっかり閉まっていない場面を見たけれど、カールくんはいつも蓋をしっかり閉めるわけではないの?
A:マンホールの中は結露しやすいので、特に雨の降っているような湿度の高い日は、カールはわざと蓋を完全に閉めません。蓋のすき間を自分で調整して換気をしているのです。けっしてズボラになったわけではありません。
Q8:マンホールの蓋をもっと軽いものに変えてはどうなの?
A:カールはマンホールの中を非常に好んでおり、今の状態に馴染んでいます。むやみに現状を変えてしまうと、かえってストレスを与えてしまうことにもなりますので、今のところ交換する予定はありません。
Q9:マンホールの中はどうなっているの?
A:中には、展示場にある池の排水バルブが入っています。穴の直径は33cm、奥行きは27cm(底まで52cm)、蓋の重さは4kgです。
Q10:カールくんの名前の由来は?
A:カールにはイザベルという姉がいます。2頭は元々、有害駆除動物として長野県の軽井沢で捕獲され、動物園に保護されてきました。そのため軽井沢の「軽」が「カール」、「井沢」が「イザベル」となって、この名前になりました。
Q11:カールくんはいつご飯を食べているの?
A:夕方、建物の中(寝室)に収容されてからご飯を食べています。
Q12:レッサーパンダのカールくん…。
A:アライグマです。お間違いなく。
8月4日にアミメキリンの「アミ」が、女の子を無事出産しました。
キリンの妊娠期間は約450日と長く、今回は462日でした。
「アミ」は出産前日の夕方より落ち着きなく室内を歩行するようになり、時折、尾を上げて息むような姿勢を見せたりしましたが翌日まで変わらず、朝9:30頃後ろ足をひろげて出産体勢に入りました。
10:25出産、11:30赤ちゃん起立、12:00授乳と順調に運び、身長約170cm、体重およそ40~50㎏、少し小さめですが首の左側に星印のある元気で可愛らしい赤ちゃんが誕生しました。
現在「アミ」と赤ちゃんは、舎内と小パドックをフリーの状態で行き来できるようにして暮らしています。赤ちゃんの成長を見ながら、他の個体との同居を進めていく予定で、お父さんの「ガンバ」との同居は来年春ごろになりそうです。
お客様には、天候の良い日にはアフリカ平原観客通路と新観客通路から母子の様子をご覧いただくことができます(悪天候の場合は、室内展示となります)。
なお、現在開催中のサマーナイトZOOではキリンの展示を19:30までおこなう予定でいましたが、赤ちゃんが誕生したため母子の健康を考え夜間の展示を中止とさせていただくことになりました。16:30以降はアフリカ平原は閉鎖となりますのでご了承ください。
母親「アミ」の様子…祖母の「カナエ」は非常に子育て上手でしたが、それを「アミ」も受け継いでいるようです。「カナエ」より赤ちゃんに対しての愛情は深いようにもみえます。赤ちゃんをあまり長く見ていると担当者にでさえ怒るようなしぐさをみせます。
父親「ガンバ」の様子…ほかの個体にも優しいキリンですが、赤ちゃんに対しては特に興味関心が深いようです。フェンス越しにシマウマが赤ちゃんに近付くと追い払いに来ます。
祖母「カナエ」の様子…フェンス越しに赤ちゃんを「こっちにおいで」と誘っています。赤ちゃんが近くに来ると、ベロベロと頭や体をなめてあげているが赤ちゃんは迷惑そうです。
マタコミツオビアルマジロの「ラン」ちゃんが、4月7日にメスの赤ちゃんを1頭出産しました。
「ラン」ちゃんは、昨年の6月2日にもオスの赤ちゃん(「タマオ」くん)を産んでいますので、今回は2度目の出産ということになります。
赤ちゃんは、生まれた時体重80gぐらいで目も開いていませんが、すでに立派なよろいを持ち丸まることも出来ます。
お母さんのおっぱいを飲んでスクスクと成長しており、4月25日現在体重は270gになりました。写真を撮影した段階ではまだ目が開いていませんが、もうじき開くと思われます。
子育て中のお母さんは非常に神経質です。赤ちゃんも1日中巣箱に入ったままで、巣箱から出てくるようになるにはあと1~2週間ほどかかりそうです。
赤ちゃんが外に出てくるようになったら『郷土の野鳥コーナー』で展示予定(ゴールデンウィーク明け頃から)ですので、のぞいてみてくださいね♫
茶臼山動物園には現在3頭のキリンがいますが、今後も繁殖に取り組みながら飼育を計画的に継続していくため、繁殖時に必要となる新たな寝室を設ける増築工事をこの冬におこないました。
それと同時に、動物舎近くにいるキリンを観察できる新しい観覧場所を整備し、大きなキリンの姿をより間近にご覧いただけるようになりました。
「施設の特徴」
●キリン舎前の放飼場にいるキリンを間近に観察できます。
●キリンを足元から見上げ、迫力ある姿や穏やかな表情をご覧いただけます。
●観覧場所には樹木が茂り、時には木の葉を食べようと首を伸ばしたり木の幹を舐める様子が見られ、キリン本来の行動や体の特徴が観察できます。
●観覧場所のケヤキの木には、キリンが舐めてできた珍しい「樹木のめくれ」があり、キリンと樹木との関係を学ぶことができます。
皆様に悲しいお知らせをしなければなりません。
当園で飼育していましたレッサーパンダのメス「セイナ(星奈)」が、2月17日午前10時半頃、加齢による心不全のため死亡しました。16歳7ヶ月でした。
「セイナ」は、2000年6月23日に当園で生まれました。お父さんは「ユーユー(勇勇)」お母さんは「リューシー(流星)」です。
若い頃はとても臆病な子でしたが、一方負けん気の強い一面ももっていました。用心深い性格が繁殖の点で幸いし、その生涯の中で7回出産し14頭もの子供を産み育てました。
茶臼山動物園にとっても、またレッサーパンダの世界においても、まさに「グランドマザー」という言葉がぴったりな偉大なお母さんパンダでした。
年齢とともに性格も穏やかになり、その凜とした顔立ちと堂々とした佇まいで、とてもたくさんの人達に愛されてきました。
レッサーパンダの平均寿命(飼育下で15歳程度)は超えていますが、年齢を増しても若い頃と変わらぬその毛並みの美しさから、まだまだ元気で長生きしてくれるものと思っておりましたので、その死はまだ早すぎる気がして残念でなりません。しかし、彼女の血を引く子供たちは今もその多くが全国各地の動物園で元気に暮らしており、その子や孫たちを天国から見守ってくれていると思います。また、茶臼山動物園の公式フェイスブックのプロフィール画像には若かりし頃の「セイナ」の写真(上記掲載の写真)を使用していますが、今後も継続して使用していきたいと思います。
皆様におかれましては、これまで「セイナ」を愛していただき、誠にありがとうございました。
皆様と共に「セイナ」の冥福を心より祈りたいと思います。
長野市茶臼山動物園は、新年一月一日より通常どおり開園しております。
1日~2日はお正月イベントも開催中です。
開園時間は冬時間【10時から16時(券売終了時間15時30分)】となっていますのでご注意ください。
1月の休園日は、3日(火)、10日(火)、16日(月)、23日(月)、30日(月)です。
なお、冬期も北入口を開放しておりますが、北口駐車場から北入口までの歩道は積雪や凍結で危険なため通行止めになります。歩道ではなくモノレール(有料)をご利用いただくようになりますのでご了承ください。通常は南入口(正面入口)をご利用いただきますようご案内致します。
新年も何卒ご愛顧のほどお願い申し上げます。